社内広報の定番ツールである社内報。一時、コストカットやデジタル移行によって廃止したという企業の話をよく耳にしていました。つまり「社内報、やる意味あるの?」ということが問われていたのだと思います。
ところが最近は、その重要性が改めて注目されています。社内報を発行する目的に、企業が再び価値を見出し始めたのです。
では、社内報の目的とは何なのでしょうか? ここでは社内報の目的を4つに分けて解説します。
社内報の目的1.情報共有
中小企業でも大企業でも、社内では日々さまざまなことが起きています。新製品の発売、売上目標の達成、人事、取引先の変化、トラブル……こうした情報を社内で共有するために社内報を活用できます。
社としての立場で正確に情報発信を行うため、社員たちによって認識にバラツキがでるということも起こりにくくなります。
また社内には、顔が広くて事情に明るい社員もいれば、そうでない社員もいるでしょう。入手できる情報量に大きな差が開かないようにするためにも、社内報は有効です。
なお、お知らせやニュースのように速報性の高い情報は、紙の社内報よりもデジタル社内報のほうが向いているといえます。
社内報の目的2.経営理念など、「伝わりにくいメッセージ」の浸透
上で挙げた情報共有の中には速報性の高い情報だけでなく、経営者からのメッセージや経営理念など、年間を通してずっと社員に意識してもらいたい持続的な情報もあります。
これらの情報は事あるごとに社員の目に触れるよう、繰り返し発信していく必要があります。
社内報は定期発行されて繰り返し読まれるため、こうした目的を果たすのに最適です。
特に紙の社内報であれば、自由度の高いレイアウトづくりが可能、かつモノとして手に取るという体験を提供できるので、工夫次第で伝えたいメッセージの訴求力を高めていくことができます。
社内報の目的3.コミュニケーションの潤滑油
社内報で定番の社員の素顔に迫る企画などは、コミュニケーションを活性化させる良い燃料になります。
「ああ、こんな人がいるんだ」「へえ、この人こんな一面があったんだ」という新鮮な発見を通じて話題に花が咲きますし、取り上げられた社員にとっても良い経験、記念になります。
また、紙の社内報であれば社員の家族にも渡すことができ、家族を含めて会社への理解を醸成することができます。
社内報の目的4.社内に良い影響を広げる
人事考課には関係のないところであっても、実はひっそりと頑張っている……そういう社員を目にしたことはありませんか。
いつも花の水を差し替えてくれている。毎日トイレを掃除してくれている。自分で資格取得の勉強をしている。すごくたくさんの読書をしている。
そういう知られざる社員の頑張りに光を当てることで、本人のモチベーションアップにつながります。もちろん他の社員にも、本人への感謝の気持ちがわいたり「おれも掃除やってみようかな」という気持ちを喚起したり、という良い影響があります。
もちろん、内容によっては社員の仕事へのモチベーションアップにも大いにつながることでしょう。
社内報の目的 まとめ
社内報の主な目的は以上4つです。これらを理解した上で、コストやリソースと比較して検討するとよいでしょう。
ただ、個人的には「どんな形でもいいからやったほうがいい」と思っています。印刷しなくても、wordで作った堅苦しいデザインでも、たった1ページからでもいいので、発行期間を月イチと決めたらそれを守ってまずは始めてみる。走りながらのほうが、自社に合ったやり方や効果の出し方が見えてくると思います。


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